セミナー&展示イベントに参加して

親しい某企業の主催するセミナー&展示イベントに出席した。こういうものに参加したのは10年ぶりくらいかも知れず(話すならともかく、聴くのはあまり得意ではない)、しかも幾つも連続して拝聴したので、最後のほうはさすがに疲れてしまった。

小規模な部屋でのセッションはプレゼンテータの表情もよく分かり、しかも内容的にも身近なものだったので、最後まで興味深く聴くことができた。

しかし大会場での特別講演なるパネルディスカッションは、内容があれこれ飛んだことと、少々アカデミックだったこともあって、最後は少々あきてしまった。人口知能というテーマは興味深かったのだが…。

それにしてもANAホテルは狭く感じただけでなく、そろそろ設備的にガタがきているかも知れない。特に大会場での空調が強烈過ぎて、まるで発展途上国並みの冷房の効かせ方だったため、不快だった。休憩スペースもまったく足らない。主催企業はせっかくカネを掛けているのに、これでは客にくつろいでもらいながら考えてもらう狙いも今ひとつ達成できかねると思えた。
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個人の時間管理術を会社の課題管理に適用してはいけない

「重要性」と「緊急性」のマトリクスで課題取り組みの優先度を決めるというのは基本中の基本である。ところがここにも落とし穴がある。個人のタスク管理と会社の課題管理を混同すると間違った結論に行きついてしまうのだ。


「重要性」と「緊急性」のマトリクスで優先度を決めるという方法をネットで検索すると、多くの場合、図1のようなものと共に、ゾーンABCDの順で優先せよという話が紹介されている。これはスティーブン・R・コヴィー著のベストセラー「7つの習慣」に代表される多くの時間管理術の解説本やセミナーで紹介されているためであろう。

個人のタスクの優先度を決める場合には単純なので、この考えで構わない。何が単純かというと、仕事を「重要」「重要でない」のいずれかに、そして「緊急」「緊急でない」のいずれかに分類することが概ね可能だということだ。そして、さっさと判断してタスクに取り掛かるのにはこれくらい単純化するのが妥当だ。

ところが会社の経営課題など多様で複雑なテーマを扱うケースでこの「4象限」アプローチを適用するとおかしな結果を導く。なまじ経営者や経営企画部門にいる人たちは時間管理術の本をよく読んでいそうなので、「優先度の決定」といえばこういうものかと思い込んでしまいかねないので要注意だ。

会社(もしくは事業部門)の経営課題を抽出して、その中から優先度の高いものを絞る場面を想定して欲しい。明らかに重要度の低い課題はそもそも早い段階で除外されるだろう。すると残っているのはある程度重要な課題ばかりである。

その中で相対的重要度を評価するのだから、デジタル的に「重要だ」「重要でない」のどちらかに綺麗に収まることにはならない。必ず微妙なものが幾つも出てくるし、それぞれ比較して初めて「こちらのほうが重要かな」と決まるのが普通だ。緊急度も同じだ。

マトリクス図上にプロットすると、かなりバラけてしまうだろう(図2)。4つの象限のそれぞれ中心部分に固まるなどという奇跡はまず起きない。ここで仮に、時間管理術の発想から「4象限」アプローチでゾーンABCD順に優先度を決めたらどうなるだろう。違和感を覚える結果になってしまうことがお分かりいただけるだろうか(例えば課題Bと課題Cを比べたとき、優先順位が逆転してしまう)。

結局、図3のような斜め線を引いて、アナログ的に「線引き」するのが一番納得感を得られるのだ。個人の時間管理術の場合と比べて面倒なことは間違いないが、会社(もしくは事業部門)の経営課題を検討する場合には、これくらい手間を掛けてもバチは当たらない。

ちなみにこの斜め線の角度だが、経営課題など長期的観点を要する場合には45度ではなく、(重要度に重きを置くように)調整すると違和感を拭うのに有効だといった点は(少々テクニカルだが)覚えておいて損はない。

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情報セキュリティへの脅威と警戒の必要性

クライアント企業から依頼されて、その取引先や顧客に対する課題分析の手助けやちょっとしたアドバイスをさせていただくことがたまにあるが、中小企業の場合には情報セキュリティの観点での警戒心やガバナンス体制が弱いことは非常に気になる点だ。まるでハッカー被害や顧客情報の流出騒ぎは大企業にしか起こらないことだと決めつけているかのようだ。地方自治体もまた同様だ。

実際には、海外のハッカー(正確にはクラッカー)が日本側の悪い連中と組んで、情報セキュリティの弱い中小・零細企業をまず攻略し、彼らの社内システムや製品を踏み台に大企業や公共機関を狙うようになっている。特にIoT時代になれば踏み台のターゲット数が膨大に上るので、攻撃されるリスクは格段に高くなると覚悟すべきだ。

IoTという要素を除いても、幾つかの理由からこの1~2年で日本企業および行政機関が狙われる度合いが急速に増しており、特に今年は警戒が必要だと考えている。しかし中小企業および地方の行政機関側の意識がそれに対応しているかといえば、かなり疑問だ。

したがって特段の理由なく送られてきたメールの場合、取引先からだからと安易に開けない、または安易にURLをクリックしない、といった意識づけが大企業の人たちにも求められるわけだ(弊社自身は情報セキュリティのコンサルティングはしておりませんが、こうした基本的に必要なスタンスを伝えることはできる)。

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先入観とは恐ろしい

先週は某クライアント企業(IT企業)と共に地方出張し、地域金融機関に対し地元産業のプロセス改善のための協業による調査を提案する場に同席した(当然ながら同席だけでなく、むしろ内容説明と説得の一翼を担ったのではあるが)。

前半と後半では随分風向きが違った。クライアント企業が最初に「これは(システム化の意義があるかを把握するための)ポテンシャル調査です」「システム化するかどうか、システム化するとしてもどんなものにするかはその先に検討する」と断っているのに、金融機関側が「これはシステムの提案なんだ」という固定観念を持って聴いていたようで、前半は話がかみ合わなかったのである。特に金融機関のシステム部門の方々にはその傾向が強かったようで、その観点で聞いているとシステムの内容が曖昧なのだ(当たり前だが)。

小生を含めクライアント企業側のメンバーは調査だと考えているから却って気づかなかったが、後で資料を読み返してみると、小生が書いていた「システム化の意義があるかを把握するための」という部分が、曖昧な言葉に差し替えられてしまっている。このせいか、と思った。

結局、金融機関の1人が「これはテストみたいなものですね」と発言したのを契機に、金融機関側もこれがシステムの提案ではなく、ポテンシャル調査の提案だったことを思い出したようで、急に趣旨と内容を理解したようだ。それで後半は随分と雰囲気が前向きになって、こちら側のメンバーは一様にほっとした表情だった。

やはり「IT企業というものはシステムを売り込みに来るものだ」という固定観念は強いもので、よほど最初に強烈な「断り」を入れない限りその先入観は払しょくできないのだと改めて思い知った次第である。

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無理は禁物、健康は天の与えた宝物

この1週間余り、出張中に発症したギックリ腰症状で難渋し、関係者にもご迷惑をお掛けした。寝返りも寝床から起きるのも自分独りではできず、歩くのも超スローなASIMO君状態だった(家族もプロジェクトメンバーも心配顔と同時に思わず吹き出しそうになっていたことを知っている)。

幸い骨にも神経にも異常がなく、極度の筋肉痛から来たものと判明し(発症前日の極端に寒い中、痛む足を庇いながらうろうろと歩いたせいだろう)、連休中の安静が効いて火曜からは仕事に復帰できていたし、電車で移動してプロジェクトのミーティングにも参加できた。とはいえ時折、腰に少々痛みが残っており、長時間のデスクワークは腰に負担があるようで、集中力が途切れることもあった。

とにかく健康が何より、有難いものと改めて実感した。そして普段の健康なわが身を過信してはいけないことが身に染みた。そして身体障碍者の気持ちが少し分かった気がした。

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