真珠湾で慰霊した安倍首相の所感を読んで

安倍晋三首相がアメリカのオバマ大統領と共に真珠湾を訪問して真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊した際の所感を改めて読んだが、非常に見事な文章だった。感傷的に過ぎず、もちろんビジネスライクな印象もなく、抑制されながらも心ある人々の情感に訴える、感銘をもたらす名文ともいえるものだった。英訳文もよかった。

http://www.huffingtonpost.jp/2016/12/27/abe-obama-at-pearl-harbor_n_13862352.html

未来志向で、敗戦国・日本に米国が示した「寛容の心」への感謝を語り、最悪の敵だった両国が育んだ「和解の力」を世界に訴えるものとなった。訪問前にはオバマ氏の広島訪問時と同様に「謝罪の言葉の有無」が取り沙汰されていたが、もっとずっと高いレベルを見据え、両国が信頼し合える同盟国になったこと、日本が誰よりも平和を希求する国となったことを世界に宣言する意義深いものとなった。

以前は小泉内閣時の官房長官時代の言質や、第一次安倍内閣時の不甲斐なさなどから、今一つ信頼が置けない懸念があった安倍首相だが、オバマやプーチン、習近平や朴槿恵などと対峙する最近の様子からは自信も安定感も感じられる。そしてこの所感文にも当然、本人の筆が入っているに違いない。評価を見直さねばなるまい。
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プロと若者の真剣なセッションは観もの

年末近くになって風邪をひいてしまい、そのせいで溜まった仕事を細切れに片づけながらなので、どんどん録画が溜まってしまう。とはいえその合間を縫って面白そうな番組を観ている。幸いにして年末のバラエティ番組には興味がないので極端には増えてはいないが…。

そんな中、11月28日に放送されたNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」のスペシャル版「10代 VS.プロフェッショナル 弟子入りスペシャル」の回は特に楽しかった。3組の高校生グループがそれぞれ違った大家に短期間「弟子入り」的に見習いする趣向だ。
http://www.nhk.or.jp/professional/2016/1128/index.html

一人目のプロは当代屈指と言われる天ぷら職人・早乙女哲哉氏(70)。料理人志望の佐藤花菜子(18)と、灘高生の中野誠大(18)の両名が、1か月弟子になる話だ。初日、早乙女氏が2人に働く際の心構えを伝えた際の「修業は、魚をさばくとかそういう技術を覚えに来るんじゃなくて、我慢を覚えに来るもの」という言葉は重いものがあった(実は最近のカンブリア宮殿で菊の井の主人が「単に我慢させる修行は意味がない」と仰っていたのも納得できたので複雑だが)。

若い2人がどれほど真剣に受け止めたかは分からない。しかし天ぷらを2階に運ぶ仕事をひたすら繰り返す1日に中野君は早くも心が折れかけたようだが、思い直して接客など自分ができることで工夫をしていた。そして「安易に料理人も興味あるなんて言えない」と自分の頭脳を活かす方向に生きる覚悟を決めたようだ。そしてふだんから料理店でアルバイトをしている花菜子君には、早乙女氏はまかないで食べるキスの天ぷらを作らせる。当然ながら失敗した後、懸命に練習して修業最終日に早乙女氏に、自分の天ぷらを振る舞おうとする。結局、緊張しすぎたのか途中で失敗し断念してしまうのだが(これが残念だが)、若い人の挑戦心は心躍るものがある。

2人目のプロは、“世界一清潔な空港”羽田の清掃員・新津春子氏(46)。彼女の元に弟子入りしたのが、上村さや香(17)、砂川桜子(17)、瀧堅介(18)の3人。しかし掃除洗濯自炊を自分たちの手でやったことがない3人は洗濯機の使い方すら分からず、なんと翌日には全員寝坊し1時間遅刻するなど、まったく不甲斐なかった。しかも女の子の一人は2度目の寝坊&遅刻までしてしまう。共同生活なのに他の2人も置いてきぼりするなんて、とにかくこの3人は気合が入っておらず、ひどかった。

最後のプロが、ヒットメーカー編集者・佐渡島庸平氏(37)。弟子入りしたのはクリエーター志望の10代4人。それぞれ作品を作り、良いものが生まれればデビューさせることになっていたが、初日に4人の作品を見た佐渡島氏は「今の作品だとプロにはほど遠い。君らは準備ができていない」と叱った。そして弟子たちに、毎日作品を作ってSNSで発表することを課した。高校生とはいえ甘やかさないのは正しい。

「プロの作家は決して生まれつきの才能でヒットを生み出しているわけではない。24時間作品のことを考え抜き、自分の感情や考えをさらけだし、絞り出してこそ名作は生まれるのだ」と佐渡島氏は言う。「物語は基本的には型なので教えることが出来る。だけど教えられない“才能”というものがあって、それは“最後までやりぬく”、“こつこつと続けられる”、その努力ができることなんです」と。彼はこのことを教えたかったのだ。

そんな中、広島からマンガ家デビューを目指してやってきた松田悠希君(17)が自分の家族関係を描いたマンガ作品を持ってきた。多感な17才の気持ちをさらけ出した作品に佐渡島氏は「初日に見たマンガより、1万倍おもしろい」と評し、真剣に向き合っていく…。この後の彼女の成長、そして他の3人の成長も期待したい。

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高齢者ドライバーを抱える家族がすべきこと

認知症が疑われる高齢者ドライバーを抱える家族の心配は観念的なものではなく、現実的に家族崩壊さえもたらしかねない大きなリスクが迫っている。早めに検討し対策すべきだ。


最近多発し、世の中で急速に認識かつ憂慮されているのが、高齢者による巻き込み型の自動車事故である。ちょうど団塊の世代が前期高齢者(65~74歳)に到達したタイミングであり、急速に進んでいる高齢化社会では当然の現象とも言える。そして今後彼らが後期高齢者に達するに伴い、この問題はさらに深刻化しそうだ。

この時点でもすでに免許を返納している高齢者は順調に増えているとはいえ、後期高齢者全体の急増具合からすれば「焼け石に水」の状況だと指摘されている。後期高齢者になると認知症が急速に進んだり気を失ったりする懸念も高まる。そのため心配する家族が説得しようとしているが、高齢者である親が素直に応じることは少なく、言い争いになってしまって埒が明かないという話をよく聞く。

「自分はまだまだ耄碌しちゃおらんぞ」と反発する気持ちも強いが、現実問題として免許を失うと地方では移動の自由度が一挙に減るため、その抵抗たるや必死なのだ。警察や報道機関がいくらキャンペーンを張ろうが、自らの認知能力や反射神経の衰えを客観的に判断できる人たちの大半は既に自主的に免許を返納していると考えられ、残念ながら危険なドライバーが急増することは避けられそうにない。歩行者としては自らを守るべく、自動車が近づいてきたら身構えるよう習慣づけたほうがよい。

運転する高齢者を持つ家族の気が休まらないのは同情すべきだが、高齢者だから情状酌量されるというのは過去の話。既に81歳の過失運転に実刑判決例が出ている。
http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/12/17/01.html

それでも仮に情状酌量が認められたり認知症が明らかだったりすると、高齢者の実刑は免れる。しかし併せて真剣に考えなければいけないのは、民事上の問題である。つまり高齢者が起こした自動車事故により巻き込んで死や重い障害に至らしめた被害者に対する賠償金である。これは家族崩壊につながりかねない切実な問題だ。

巻き添えを食って死亡した/障害を負った被害者の家族の悲嘆が通り一遍でないことは当然だが、被害者が一家の主たる稼ぎ手である場合、または将来のある若人や幼い子である場合、または認知症気味の高齢者に漫然と運転を続けさせていた家族の場合、やり場のない被害者感情は賠償金をさらに高額なものとするだろう。

それに対し、事故を起こした高齢者の認知症のレベルや状況によっては、保険金が減額、あるいは全額出ないことがあり得る(認知症の症状や状態によって免責事項に引っかかるかどうかはケース・バイ・ケースなので、家族としてはまず保険約款を確認すべき)。

仮に保険で十分な補償ができなくて民事訴訟を起こされれば、敗訴そして莫大な賠償金支払いという深刻な事態に陥る可能性が高い。刑事と同様、民事裁判の行方も加害者側に厳しいものとなろう。高齢者を抱える家族はこのリスクをきちんと認識すべきだ。

では、少々認知症の疑いがありながらほぼ毎日運転したがる高齢者を抱える家族にはどんな打ち手オプションがあるのだろうか。

理想を言えば自動運転車を利用することだが、一般道で一般車による自動運転が実現するのは随分先のことなので(「2020年をめどに」などというのは技術的に可能となるに過ぎない)、高齢者を抱えている家族は当てにしてはいけない。むしろタクシーが絶対的に不足する地方ではウーバーなどのライドシェアが認可され普及するほうが期待できよう(が、東京でのハイヤー配車を先行させるようなウーバー・ジャパンの経営陣にどれほど期待すべきか疑問も残る)。

家族にとっての現実的な第一歩としては、従来通りにクルマを運転することがどんなに危険なことかを本人に納得してもらわないといけない。しかし単に「年取ったんだから運転やめなよ」と頭ごなしに言うだけでは絶対に納得しないし、家族からの説得の場合には却って意固地になってしまうケースが多いようだ。

挙句の果てに鍵を隠してしまう家族もあるようだが、暴力沙汰になりかねないし、喧嘩の挙句に鍵を見つけてしまって運転する事態になれば危険極まりない。むしろ冷静に話合い、認知機能・反射神経の衰えを客観的に示したうえで、代替手段を提示してあげるのが重要かつ効果的だ。

衰えを客観的に示す方法としては幾つかあるが、75歳以上の高齢者ドライバーが運転免許更新時に義務づけられた「講習予備検査(認知機能)」を受けるのが多くの家族には身近だろう。公安委員会から委託を受けている教習所などで随時受けることができる。
http://www.npa.go.jp/annai/license_renewal/ninti/index.html

高齢者が「免許更新でもないのにそんな老人専門の検査なんか受けたくない」とダダをこねる場合には、別の手段がもう一つある。幾つかの損害保険会社や「Yahoo!カーナビ」などがドライバーの運転具合を診断するスマホサービスを提供しており(ネットで調べて欲しい)、保険契約者じゃなくても無料で利用できるものがある。「あなたの運転は不適切、ランクC、〇〇点です」などと客観的に評価されるので、これもお薦めだ。

ただし高齢者自身だけで利用するのはハードルが高いため、家族が自分のスマホにアプリをダウンロードしたうえで、何度か高齢者の運転するクルマに同乗して利用する必要がある。

ではそうした客観的評価を受けた後に、高齢者に提示すべき代替手段にはどんなものがあるのか。望ましい順に挙げてみよう。

一番安心なのはもちろん、免許証を返納させてクルマに乗ることを諦めてもらうことだ。しかし高齢者がそのまま家に引きこもることになっては一挙に認知症が進みかねない。

地元の役所に相談して、公的な移動支援サービス(路線バスの老人割引、オンデマンドバスや乗合タクシーなど)で使えるものがないか探すことが第一歩だ。しかし例えば早朝には運行していないとか、隣の市には行けないなど利用上の制約がきついため、そのままでは高齢者は納得しないだろう。そうした公的サービスではカバーしていない部分を補うよう、家族および地域のボランティア団体に運転手役を頼むことも是非考えていただきたい。

次に望ましいのは(先の手段とも組み合わせ可能だが)、普通のクルマを放棄してもらい、たとえ事故を起こしても誰も死傷させない低速度の乗り物に乗り換えてもらうことだ。具体的には、田舎ならトラクターが身近だし、もう少し都市部ならシニアカーと呼ばれる一人乗り電動車両が現実的だ。難点は、中長距離には向いていないことと、自分がどこにいるのか分からなくなった場合には帰宅できないことだが、探すべき範囲も限られているはずだ。

その次に望ましいのは、仮に認知遅れや誤操作で事故を起こしそうになっても衝突を回避してくれる機能を備えたクルマに乗り換えることだ。こうしたクルマが増えてきたことは実に喜ばしいが、事故防止に万全ではないことにも留意すべきだ。

例えば、ある程度以上の速度で歩行者や建物に突っ込んだ場合、衝突被害軽減ブレーキ機能が働いても相手を死傷させることは十分あり得る。ましてや高齢ドライバーが何らかの事態に慌ててしまい、ブレーキではなくアクセルを踏んでしまった場合には、自動ブレーキ機能は中和させられるか、解除されてしまうケースが結構ある。中途半端にブレーキを踏むことで解除される仕様もある。もしくは、ドライバーがハンドル操作で事故を回避しようとする場合、衝突被害軽減ブレーキは通常効かず、別の歩行者に突っ込むかも知れない。

最後に、そのブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故をなくす有効な手段があることもお伝えしておこう。

メーカー純正のアクセルはブレーキと同じく「踏み込む」ことにより機能する構造だが、それがそもそもの踏み間違いを起こす根本的原因だ。高齢者に限らず人間誰しもパニック時には体が硬直し、足が突っ張ってしまう。つまり事故時には「踏み込む」動作をしがちなのだ。その直前にアクセルに置かれていた右足を「ヤバい」と思った瞬間に左にズラしただけではブレーキに至らず、間違ってアクセルを踏んでしまうことで致命的な事故が誘発されているのが現実だ。

熊本県のナルセ機材有限会社という中小工場が取り付けてくれる「ワンペダル」という製品は、非純正ながらこの問題を解決できるスグレ物だ。映像を観ないとピンとこないと思うが、右足を横に広げることでアクセルを動かし、ブレーキは従来通り同じ右足で「踏み込む」ことで動作する。実に理に適っている。
http://www.onepedal.co.jp/

自動車メーカーが純正として採用しないのが間違っていると思えるほどの発明だ。難点は、熊本まで出かけないといけないことと、あまりに人気で直近では数か月待ちとなっていることだ。

もし貴方の家族である高齢者が、年齢の割に元気で客観的にも認知症の疑いがない段階で、毎日仕事や趣味で運転したくて仕方ないと言い張り、それでも家族としては万が一の事故が心配なら、この最後の二つを組み合わせることをお薦めする。つまり「衝突回避機能搭載のクルマ」に買い替え、アクセル&ブレーキをナルセ機材の「ワンペダル」に取り換えるのだ。これなら事故の恐れは半減しよう。

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プロは最後まで諦めず全力を尽くす

最近、地方の活性化を手伝うクライアントを手伝うことが度々ある(ややこしい)。それで地方の「目利き」の人に関心を持つようにしている。その実例を目にした。

11月21日に放送されたNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」の「諦めるな、それが魚屋の心意気」という回だ。フィーチャーされていたのは鮮魚店店主・門川安秀氏だ。
http://www.nhk.or.jp/professional/search/index.html

地元・宮崎の“目井津漁港”“南郷漁協地方卸売市場”をベースに九州各地を巡っていい魚を仕入れ、捌き、料理店に届ける。取引先の料理店の星の合計数はなんと9個だという(一つ星でもすごいのに、彼の取引先には二つ星や三つ星の店すらある)。

門川氏は、セリが始まるまで、市場に並んだ魚を一匹一匹丁寧に目利きしていく。彼の目利きのようすを観たが、すごいものだとしか言いようがない。目利きのポイントは、魚の目の膨らみ、エラの色、指で押したときの身の戻り具合らしい。長年の経験から総合的に判断し、魚の善し悪しを見極める。

そして目をつけた魚には、相場より高い値をつけてでも、必ず競り落とす。目先のもうけにばかりとらわれては、漁師も市場もやせ細り、いずれ自分に返ってくると考えているからだ。

「漁師のことを考えるよ。『間違いない魚いつも取ってくるから、この漁師のやったら1割2割高く買ってもいい』と。それをすることによって『目井津漁港に魚を持っていくと高く売れるよ。よその港に揚げないで、目井津に持って行こうや』って漁師同士で話題になる。そうなるとここにいろんな魚が集まるわけやから」というのが門川氏の弁だ。スーパーなどのバイヤーにも聞かせたい。

この人は研究熱心だ。市場で見慣れない魚を見つけると、すぐに買いつけ、自分の店に持ちこみすぐに図鑑で調べる。それでも分からなければ、親しい大学教授に聞きに行く。魚の生息域や習性などの知識が増えれば、目利きの精度が上がるという。その習得した知識を料理人たちにも伝える。

そうした彼の目利き能力とさばきのていねいさを信頼して有数の料理人が彼を頼ってくる。そしてそれに見事に応える。大事な〇〇周年パーティのために指定された魚を20尾確保するために台風直後の漁港と知人への連絡で奔走する姿が映されていた。頼られたら何としても結果を出す。プロとしての矜持を観、共感した。

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カジノ法案がもたらすものとその責任の行方

「カジノを含む統合型リゾート(IR)の整備を政府に促す「カジノ解禁法案」が2日午後、衆院内閣委員会で自民、日本維新の会などの賛成多数で可決された。民進などが反対するなか、自民が採決を強行した。党内で賛否が割れていた公明は午前の常任役員会で自主投票とした。自民は14日までの今国会での成立を目指しており、衆院を6日に通過させる方針だ」(引用:朝日デジタル)というのが現時点での情勢だ。どうやら自民党は本気でこの法案を通すつもりらしい。

様々な報道で指摘されているように、この法案はかなりの問題を含んだ筋の悪いものだが、たまたま国会延長で通せるめどが立ってしまったので、ほとんど議論なしに衆院の委員会で可決されてしまったといういわく付きの法案なのだ。与党の賛成派でさえ「議論がほとんど(6時間ほど)されていない。禍根を残しかねない」という運営のまずさだったようだ。

「統合型リゾートを推進する」という建前は立派なものだが、実態は「ぱっとしない地方の大型リゾート施設の目玉にギャンブル場を併設してあぶく銭を稼ぎ出そう」という貧しい発想の代物だ。

端的に言って、出張や観光で来日するインバウンド外人にカジノで損をさせて大金を落としてもらおうという意地汚い魂胆だ。決して日本らしい「思いやり」や「おもてなし」ではなく、外人に「旅の恥はかき捨て」をさせようという狙いだ。しかも実際には地元民が頻度高く一攫千金を狙って入り浸りになることも(陰ながら)覚悟の上としか考えようがない。

それで地元にもたらす「正の効果」はかなり怪しい(確かにある程度の雇用は見込まれるが、大部分のお金は海外および中央の大資本に吸い上げられるため、地元のCFはよくてもわずかなプラスに過ぎない可能性が高い)一方、「負の効果」はかなり確かだ。まず地元民がギャンブル中毒になりやすく、家庭崩壊や青少年の不良化の促進はいうに及ばず、へたをすると暴力団の資金源につながりかねない。よくて「あぶく銭目当ての一大歓楽街」を成立させることだろう。最悪は地域のコミュニティ崩壊につながる。

まともな政治家や企業家が率先すべき構想ではないが、なぜか自民・民進ともに賛成派が少なくない。よほどリゾート関連業界から政治資金を受け取っているのだろう。しかし(仮に経済的メリットが多少得られたとして)その社会的失敗のしりぬぐいはどうするつもりなのか、次の選挙で選挙民は厳しく問わなければならない。

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日和見主義のメディア報道が民度を逆回転させる韓国

相変わらずやかましい隣国の韓国だが、今度は遂に大統領弾劾騒ぎだ。友人の経営者が虎の威を借りて好き勝手をやっていたのを放置していたことが「利益誘導」とされたり、彼女にスピーチ原稿を見せて助言をもらっていたことが「機密漏洩」とされていたり、いやはやかの国らしい相変わらずの牽強付会振りだ。

日本人から見たら「どうしてそこまで自らの元首に難癖をつけて貶めるのか」と不思議なのだが、日本に向けていた理不尽な怒り・恨みの矛先がしばし内向きになっている分だけマシなのかも知れない。この隣国民の感情の起伏の激しさとヒステリー振りはいつまで経っても変わらない。

遂にはマスコミや野党は2014年に発生したセウォル号転覆事故直後の朴大統領の行動(空白の7時間)に対し「国民を保護する大統領責務を放棄した」として弾劾を求める根拠に含めるべきだとしている。産経新聞社のソウル支局長が現地のゴシップ記事を引用して疑惑をほのめかしただけで「日本の反韓メディアが大統領を侮辱した」と大騒ぎして逮捕し、裁判沙汰にまでしたのに、今度は自分たちで同じことをしても恥じないらしい。

朴大統領に権力があるときにはその取り巻きをヨイショするため、そして反日世論に迎合するため、産経の支局長を弾劾する論調を好き放題やっておいたことはすっかり忘れ、世論が朴大統領を見放して権力維持ができないと見るや、手のひらを返したように何でもかんでも大統領非難のネタに使おうとしているのだ。

こうした韓国マスコミの一貫性のなさ、倫理性の欠如、報道機関としての矜持の欠如はあきれるばかりである。そしてこうした態度・行動がもたらす韓国民の民度の劣化はいかばかりであろう。

冷静に考えると、本当に朴大統領が自らの利益を図ろうとしたのかはかなり疑問である。単に崔容疑者が大統領の信頼を得ている友人の立場を利用して自己の利益を図ったということに過ぎない可能性は十分ある。そして大統領の側近たちもそうした関係を慮り便宜を図っていたと考えられる(後進国ではよくあることだ)。

本来なら韓国のマスコミはこうした論点をきちんと整理・提示し、誰が何をしたのかを押さえて冷静に犯罪要件を検証すべきだ。そして国益を考えて、必要ならば世論の行き過ぎをたしなめるべきである。しかし実際にはそれどころか、むしろ沸騰する世論をさらにあおる役目を率先して果たしているのである。三流タブロイド紙ならともかく、ほぼ全ての日刊紙とテレビ局が世論に迎合して同じ方向の大統領バッシングに躍起になっている構図は異常だ。

歴代の大統領と同様、こうしてまた朴大統領も任期の終盤を屈辱に紛れて迎え、不幸な形で終わるのだろう。そしてこの国は何一つ学ばないまま、より大衆迎合的な新大統領の下、日本叩きを繰り返すに違いない。日本にできることはただ一つ、できるだけ敬して遠ざかることである。

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