「復興への道」:地元密着のショッピングセンターが再開するまで

2月26日放送の「ガイアの夜明け」はシリーズ企画「復興への道」第14章「ふるさとを失って...~原発から8キロ 地元人気店の2年間~」という長いタイトル。ちょっと重そうだったので、録画したきりなかなか観ずにいたが、3.11が迫るこの週末に福島絡みの録画をまとめて観た。

この放送は、福島第一原発から8キロの位置にあった浪江町の唯一のショッピングセンター、「サンプラザ」の"奇跡の復活"を描く。地元密着の店として浪江町の人たちに愛されてきたが、原発事故で店舗は閉鎖。店員も離散し、お客共々避難生活を余儀なくされた。サンプラザの運営会社であるマツバヤの経営者も一時は会社存続すら危ぶみ、ネット販売に活路を見出そうとしていた。

しかし、従業員がボランティアで店舗再開のための活動を続け、経営者も雇用を少しでも守りたいと願い、ついに震災から1年後の2012年3月、なんと避難圏外の隣町、田村市にある既存ショッピングセンターの2階に新店舗をオープンさせ、約30人が復職している。様々な仮設住宅に散らばっている浪江町の住民たちにチラシを配って営業し、そこに送迎バスを走らせ、買い物に来てもらう「買い物バスツアー」を行っているのだ。その執念には頭が下がる。

番組は彼らの2年間の軌跡を丹念に取材している。「サンプラザ」がふるさと・浪江町においてどういう存在だったのか、それは「買い物バスツアー」の客たちが到着した際の従業員との「再会」の喜びようで分かる。そして(働かなくとも東電からの賠償金は支払われるが)従業員らにとって"働く"ことができる喜びは何物にも替え難いことがよく伝わってきた。

"奇跡の復活"と云っても、「買い物バスツアー」客が帰った後、店は閑散としており安泰ではない。だからこそ2店目の店には地元民を従業員に採用し、両店とも地元住民に来店を促す営業に力が入る。何とか「サンプラザ」が本当の復活を果たしたという番組の報告を1~2年後に聞きたいものだ。
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