「尊敬すべき対象」とは一体何だろうか

前回のブログを書いた後に思い出したのが、ある先輩との最近の面談です。その先輩も、「元」ですが経営者の一人です。しかも経歴は実に華麗で、大手IT企業の部門(普通の大手企業全体ほどのサイズがあります)責任者、外資系コンサル会社社長、大手ITインフラ会社社長、と続いて、比較的最近になって引退されました。長年に亘って色々とお付き合いさせていただいており、尊敬もしていたつもりでした。

でもあるとき、ふと気付いたのです。「もしかしたらこの人は、ただの傲慢でラッキーな、典型的な団塊世代の初老の男ではないか」と。

お酒が入っていたせいでしょう、最近の色々な事象について実に他愛のないコメントを続けておられたのですが、どんどん本音が出てきて「暴走老人」の様相を呈してきました。過去の自慢話が続き、すべて自分の考えが正しい、今の若い人たちは意気地がない、といった調子でどんどんエスカレートしていきました。ご自分の主張を話すことは構わないのですが、同席している後輩に一方的に自説を押し付ける様子が続き、後輩も迷惑そうな様子でしたが、小生も少々うんざりしてきました。

やんわりと「人によって見方は色々違いますよ」といったりして、話題を変えようとしているうちに、段々違和感を覚えました。そして「そうか、これは世の中の普通のおっさんと同じだ」と気付いたのです。それでこの方の過去の言い振りがすべてこうしたものだったとも気付いたのです。まるで素敵だと思っていた恋人に対する気持ちが一挙に醒めるような思いでした。

不思議ですが、一旦こうした感覚を覚えると、それまで尊敬の対象だったはずの人物なのに、色々な問題点が気になるようになってしまいました。残念ですが、「素顔を見た」気がしたということなのでしょう。

もし自分が誰かから尊敬されている局面があるとしたら、誤解に基づくものではなく、正しい理解に基づいて尊敬してもらえるようにしたいですし、傲慢でなく互いに尊敬できる関係を続けていきたいと真摯に思いました。
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