ソチ五輪に見る、スポーツの一発勝負の非情さ

週末から始まったソチ・オリンピック。連日のアスリーツ達の挑戦に(TV画面から)横目が離せなくて、思ったより仕事が進まなくて困るくらいです。とはいえ、相変わらず録画してそれを観るという習慣は変わらず、寝不足には陥っていないだけ救いがあると自分自身に言い訳をしています。

昨日(というか今朝未明)の放送では2つの「意外」がありました。まず今回から正式競技となった女子ジャンプ。直前のW杯で13戦中10勝という圧倒的強さを誇り、日本勢での初金メダルを期待されていた高梨沙羅選手が4位に終わりました。1位、2位は最近ずっと沙羅ちゃんの後塵を拝していた「銀コレクター」と言われた選手達。身長は低くと飛び出し姿勢の完成までのスピードが圧倒的に速いと評された沙羅ちゃんは、1回目は追い風で距離が伸びず(補整点は少し入ったのですが)、2回目も伸び悩み、結局は予想外の4位に終わりました。

新聞ではテレマーク姿勢が不十分だったという本人のコメントを受けて飛型点などをどうのこうの言っていますが、沙羅ちゃんの強さは距離が出ることでした。その距離が本番で伸ばせなかったことが直接的な敗因です。その主要因は1回目は風向きかも知れませんが、2回目は特にそうした要因はありません。結局、メンタルなスポーツといわれるジャンプにおいて、五輪のプレッシャーが17才を委縮させたということかも知れません。

もう一つの「意外」はスノボのハーフパイプ(HP)です。「絶対王者」と言われ、Xゲーム(プロリーグ)で連勝を重ねてきた米ショーン・ホワイト選手がまさかのメダル逃しとなってしまったのです。正直、沙羅ちゃんのメダル逃し以上に驚きました。

日本の若手、中学生・平野歩夢選手(15)と高校生・平岡卓選手(18)が銀・銅メダルを獲得したのは予想外の嬉しさでしたが、当然、金メダルは3連覇に挑んだショーン・ホワイトだとばかり思っていたのに、アナウンサーが告げたのはユーリ・ポドラドチコフ選手でした。確かに彼はXゲームでホワイト選手に次ぐ成績を上げていたらしいですが、完全に「陰に隠れた」存在でした。

ショーン・ホワイトは「明確なプランがあったけど、その通りにできなかった。失望している。でも、これで僕のキャリアが終わるわけではない」と胸を張っているようです。さすが王者。きっとこのあとまた、Xゲームでは連勝を続ける気がします。でもその王者でさえゲームプラン通りにはできなくさせる強烈なプレッシャーがあるということです。やっぱり五輪には「魔物がいる」ということなのでしょう。

これらのことを考えるにつけ、アスリーツの世界は格段に厳しいということです。ビジネスの世界では10戦6勝だったら上等です。10戦8勝なら圧倒的王者です。でもアスリーツの世界では、W杯でどれだけ勝っても、4年に一度の五輪の舞台で勝たなければ自分自身の商品価値はほぼゼロなのです。なんとシビアかつ身も蓋もない世界でしょうか(五輪競技以外でも、例えばバスケットのNBAではレギュラーシーズンで圧倒的に強いスパーズがファイナルで勝利できないまま5年以上経ちます)。

改めて、自分がビジネス界に生きていて、クライアントの勝率を着実に上げることに貢献すればいい(年に一度や数年に一度の一発勝負でない)ことに感謝したいと感じています。
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