強欲さと自分勝手さが生み出した「中国三大問題」に日本はどう対処すべきか

3月17日放送 の未来世紀ジパングは“緊急拡大スペシャル!「中国三大問題」を総力取材”と題して、その知られざる衝撃の現場に迫るものでした。中国が抱える三大問題とは、「危険食品」「大気汚染PM2.5」「経済失速で就職難」です。水の汚染問題が欠落しているのは大きな疑問ですが、現時点で目立つ緊急問題ということでこの3つなのでしょう。

一つ目は中国で蔓延す食の安全問題。今、中国で摘発が相次いでいるのが中華料理に欠かせない「もやし」です。番組スタッフが上海の巨大な食品市場を訪れると、買物客たちは一本一本手に取り、入念にチェックしています。色や太さそして根はきちんと付いているのかを見極めようとしているのです。

現地の報道によると、もやしの製造には漂白剤をはじめ様々な化学薬品が使われ、ガンの原因にもなっているというのです。人呼んで「毒もやし」。政府も摘発に力入れているのですが、根絶できません。そのため家庭でもやしを栽培できる「もやし製造器」が売れに売れているそうです。さすがに商魂逞しいですね。

取材班は闇の流通ルートで出回る、見た目が白過ぎて、根のない異常なもやしを発見しました。そして製造する業者に接触し、衝撃の製造現場を撮影しました。衝撃の映像です。漂白剤や、根を生やさないようにする薬品を混ぜ込んだ白濁した液体の中に付け込んでもやしを培養する。その様子を見ただけで、金輪際中国ではもやしを食べる気をなくすこと請け合いです。

そもそも飲食店の経営者は自分の家族にはもやしを食べさせませんが、店では平気で出し、客は「危ない」と思いながら量をたくさん食べないことで自衛していると思っています。農家も同様に、自家用には安全なものを作り、外に出荷するものには農薬をたっぷり使って罪悪感を覚えない。すべての悪の根源は、大半の中国人に共通するモラル欠如です。

二つ目の問題は大気汚染です。特にPM2.5は日本にも大きな影響をもたらしています。先月、日本各地に飛来し、子どもたちが外出できない事態も起きました。当然、中国でも国民の不満は爆発寸前で、国民の不満の第一位に数えられています。

中国で最悪の大気汚染地域である河北省では、PM2.5の値は日本の10数倍を超えています。よくこんなところに人が住むもんだと思うほど空気が濁っています。街の小学校では「PM2.5防止体操」を教え、空気清浄機を背負って買い物する女性がいるなど、滑稽で異常な事態も起きています。

この状況を救う切り札として期待されているのが、PM2.5を99%超除去するという日本の空気清浄機。日本のスゴイ技術が人々の健康を守るのに役立つのはいいですが、中国人は恩を仇で返す名人です。技術を盗まれなきゃいいがと人ごとながら心配です。

しかしこれは対処療法に過ぎません。そもそもの原因は、中央政府が課している環境規制を守らない企業が多すぎること、それらを賄賂によって見逃してしまう地方政府の役人が多すぎることです。結局は自分たちの首を絞めることになるのですが、企業経営トップは工場の近くに住まず、自分たちだけは安全だと思っているのでしょうが、その多くは北京に住んでいるのであれば、結局汚染された空気が北西にある工場から流れ込んで、大量に摂取せざるを得ないのですから皮肉です。

とにかく、汚染の根源である工場の排気の浄化とフィルタリングが不可欠です。共産党の幹部連中も同じ目に遭っているので、対策は国家的優先事項でしょう。こうした技術は日本が圧倒的に進んでいるので、本当は協力してあげたいところですが、中国が日本を敵視する政策を取り下げることを約束して初めて、日本として本格的な支援・協力に踏み込むべきでしょう。これは経済的なイシューではなく、政治的・社会的イシューとして解決すべきです。

三つ目は史上空前の就職難です。それまで8%以上の高度成長を続けていた中国経済ですが、さすがに7%台(中国の統計はかなりの誤魔化しがあるため、実態的には2%程度のぶれがあってもおかしくありません)に落ちてきたため、経済の先行きに不安感が出てきています。そのため中国の年間大学卒業者700万人の内、400万人が仕事に就けない事態になっているのです。若者の失業が深刻化すれば社会への不満がデモや暴動といった形で先鋭化することが多く、それを中国政府としては最も恐れているはずです。

この就職難を乗り切るため、「鷲鼻を直したい」「あごを細くしたい」と、女子大生の美容整形も急増しているそうです。更に就職希望者と企業の人事担当者が公開面接を行うテレビ番組も大人気です。このあたり、米国以上に露骨な社会反応ですね。

取材班は有名大学を卒業した一人の女子大生に密着します。地方から就職活動をするため現在北京で暮らしていますが、自宅はマンションの地下です。窓のない3畳ほどの部屋で家賃は1万円以下。地下室で暮らす「ねずみ族」と呼ばれる若者です。彼女たちの悪戦苦闘の就職活動は少し前の日本を思い起こさせます。彼女たちは無秩序な中国経済の犠牲者でもあります。

しかし現実には、この中国経済が低賃金で世界から仕事を急速に奪いとり、世界の若者に同じ就活の苦労をさせ、その果実を世界に広げるかわりに、むやみな増産により供給過多を招いて今、中国自身がだんだん袋小路に追い込まれつつあるのも事実です。しかもこの不満を持つ若者たちが政府に扇動されて対日暴動に走る、という構図なので、あまり同情できません。

要は「中国三大問題」とは、中国人の強欲さと自分さえよければという自分勝手さが自らを苦しめるという構造なのです。いずれも多少は日本も経験して、克服する知恵・ノウハウも貯めているテーマですが、この性悪の隣人にどうやって感謝される(もしくはせめて逆恨みされない)形で手助けできるのか、日本国内でも議論が待たれます。
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