部分自動運転技術の導入が進むといずれどうなるのか?

メルセデス・ベンツが11日、国内向けに発表した新型Cクラス。安全運転支援システムとなる「インテリジェントドライブ」が搭載されました。昨年発表した新型Sクラスに導入している、運転者の疲労をやわらげ安全性を高める最新鋭の技術の多くがこのCクラスにも採用されているといいます。

http://www.mb-honki.jp/

 「インテリジェントドライブ」の根幹は、車両の周囲360度をカバーするカメラやセンサー、レーダー。これらから得られたデータを安全運転支援システムに活かすのです。先行車両、横切る車両、後方車両、対向車、歩行者などを検出して、その位置を特定し、状況を判断して、アクセル・ブレーキ・ステアリングを自動でアシストすることで「部分自動運転」を可能としたのです。

代表的な機能「ディストロニック・プラス(ステアリングアシスト付)」は、先行車を認識して、速度に応じた車間距離を維持しつつ、車線のカーブと先行車両との距離に合わせてステアリング操作をアシストするものです。
「BAS プラス(飛び出し検知機能付ブレーキアシスト・プラス)」は、前方を横切る車両や合流してくる車両、さらには道路に飛び出した歩行者などとの衝突の危険性を検知した場合、ドライバーにディスプレイ表示と音で警告するものです。急ブレーキを促し、ドライバーのブレーキが弱い場合にはブレーキ圧を増幅することで急ブレーキの効果を高めるのです。報道陣に公開された映像では、「そう簡単に事故は起こせませんよ」と言わんばかりでした。
これらは東京六本木にあるメルセデス・ベンツ・コネクションに展示されているドライビングシミュレーターにて体験できるとのことです。
http://mb-live.jp/academy/driving_simulator/

 ほかにも、「PRE-SAFEブレーキ(歩行者検知機能付)」や「リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)」、「アクティブレーンキーピングアシスト」、「アダプティブハイビームアシスト・プラス」などの新しい自動機能が搭載されているそうです。

自動運転技術は着実に進歩し、実用化も進んでいることが分かります。ポイントは、最高級のSクラスに搭載されていた最新の自動運転技術が普及クラスのCクラスにも採用されていることであり、標準で付いていない車種にも19万円で追加できるということなのです。この金額であれば、大半のメルセデス・ユーザーは搭載するのではないでしょうか。それは殆どのスバル・ユーザー(軽自動車除く)がアイサイトを搭載するのと同じです。

これはメルセデスの購買動機に「金持ちと見られたい」に加え、「安全を買いたい」という強力な要素が加わることを意味します。きっと新しいメルセデス・ユーザー層が広がることでしょう。ボルボなどから流れる購買層も出てくるかも知れません。

さらにこの機能は車の高度知能化を意味しますので、そのデータを蓄積、通信することでGPSデータとセットした形でビッグ・データ化される可能性も高いと思われます。つまりどんなところでどんなときに急ブレーキが踏まれたか、急ハンドルを切る必要が生じたか、こうしたデータが急速に集まることになるでしょう。それは道路の問題を浮かび上がらせることや車の事故状況のエビデンスなどにも使われるかも知れません。

そしてこれらはいずれ統合され、車は「走るロボット」となり、本当の自動運転技術の完成に近づくのだと思います。
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