ASEAN最後のフロンティアで縁の下の力持ちとなるラオス

10月27日の未来世紀ジパング(TV東京系)は「日本との固い絆!知られざるモザイク国家 ラオス」。東南アジアの中で最もマイナーな存在だった国、ラオスをフィーチャーした回でした。個人的には数年前のASEAN遠征で行きそこなった国なので、一段と興味深いものがありました。

ASEAN10カ国の中で唯一、海に面していない国。カンボジア、タイ、ミャンマー、中国、ベトナムといった5カ国に接しているため、実に様々な国の影響を受けているのです。元々フランス領であったことで、お昼の定番はフランスパンのサンドイッチ。中国の影響を受けて健康ダンスを踊り、同じ社会主義の北朝鮮レストランが人気、隣国タイのテレビ放送に日常的に接し、日本のアニメが人気とか。

過去の負の遺産もこの番組で採り上げられていました。ベトナム戦争時には、隣国ラオスの東部の地域に約2億発のクラスター弾が落とされ(米国の仕業です)、今もその多くが不発弾として残っているのです。その不発弾を除去しているのが、日本人の率いるNGO。今も数えきれないほどの不発弾が眠っている、通称“爆弾村”で除去を進めています(日本のODAの一環です)。

そして今、安い人件費を理由に日本をはじめとして海外の企業が続々と進出してきています。そんなラオスに、いち早く進出したミドリ安全(安全靴メーカー)の工場には日本企業の視察が絶えません。そこではラオスの人々の気質が見えてきます。「素直で、言われたことはしっかりやる」一方で、ASEAN特有の“ゆるい”一面も見られます。お昼休みが終わってもまだ昼寝をしていたり、整理整頓が苦手だったり…。

この光景、昔は台湾やタイでもよく見ましたし、最近はベトナム、インドネシア、さらには直近ではミャンマーでも見掛けます。つまりラオスもようやく国際労働市場に参加するようになったということです。でもまだ慣れていない新人だから(しかも社会主義国だし)、の~んびりしているのです。実は先行しているはずの台湾やタイの人たちも実は本質的には同じです。(沖縄を除く)日本人や韓国人からすれば、随分ゆるい、南国人特有の働き方です。でも人間らしい生き方とも思えます。

番組の後半で採り上げていたのがダムと水力発電。国土の約8割が山岳地帯だというラオスの地形を利用した水力発電がラオスの強みで、“輸出産業”にもなっており、ラオスは“アジアのバッテリー”と呼ばれています。その水力発電を最初につくったのも、実は日本人だったということです。

ラオスには現在ダムが21基あるのですが、これを今後は80基まで増やす計画があるそうです(正直、自然破壊になるのではと懸念が残ります)。その全てが完成すると、総発電量は2000万キロワット(一般的な原発20基分)となり、実現すればラオスはASEANの他の国への一大電力供給国としてASEAN成長の屋台骨となるだろうと、沸騰ナビゲーターの後藤氏は言います。これもアリですね。
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