「タイプが違う人間のチームだから強い」ということを教えてくれるスーパー

6月24日に放送された「ガイアの夜明け」は「快進撃スーパーの裏側”驚きの人材力”」というタイトルで、消費増税や円安等で苦戦を強いられるスーパー業界にあって、業績をあげているスーパーを採り上げていました。

特に面白かったのは、最初に紹介された広島のスーパーエブリイ」。開店30分前に既に100人以上の行列ができている光景は驚きです。これを可能にしているのは、この会社の人材力です。要はチームワークがよく、色々な工夫が詰まっており、そして客から見ても楽しい、ということです。

店内には、「朝精米した米」や「朝採れたまご」、「朝さばいた鶏肉」など鮮度の良い商品が並んでいます。中でも圧巻なのは鮮魚売り場です。

午前中は魚の扱いに慣れた年配のお客にあわせて丸ごと1匹で魚を販売しています。その分、新鮮で割安です。

午前11時頃になると、午後にやってくる(魚をおろせない)若い客層に向けて調理しやすい切り身にして販売する準備を始めます。店員同士の連携で、ものの10分で売り場をがらりと変えてしまいます。

夕方4時になると、売れ残った切り身を全て回収します。切り身にタレをつけてオーブンで焼き上げ、夕飯にぴったりの惣菜に変えてしまいます。狙いどおり、夕方の6時には完売していました。

スーパーエブリイ」は、14年連続の二桁増収、売り上げは479億円を記録。安くて新鮮でおいしい商品と、お客のニーズに合わせた販売方法、店員同士のチームワークの良さの賜物です。

この会社がユニークなのは、タイプ別特性を生かしたチーム作り、人材指導法の育成をしていることです。社員をオラウータン、ゴリラ、チンパンジー、ボノボという4つの類人猿の行動傾向に分類し、適材適所の人材配置を行うことで、職場での良好な人間関係が構築されているのです。それが就任した頃は毎年赤字の負け組スーパーを一挙に勝ち組に変えた、岡崎雅廣社長の経営の要なのです。

オランウータン型:冷静で納得するまで仕事をする人で、論理的で分析を好みます。
ボノボ型:相手の気持ちに敏感で共感できる人です。そのため相談相手に向いています。
ゴリラ型:辛抱強く、地道で細かな作業に向いています。
チンパンジー型:積極的で直感を信じて前進するので旗振り役に向いています。

定期的に開催する類人猿セミナーという社員研修では、タイプ別の接し方を学びます。岡崎社長は、その狙いについてこう語ります。「人は同じものを見ても違う見方をしていることをゲーム感覚で教えていくことで、チーム力を上げる手助けになる」と。なるほど、とても参考になります。
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