日和見主義のメディア報道が民度を逆回転させる韓国

相変わらずやかましい隣国の韓国だが、今度は遂に大統領弾劾騒ぎだ。友人の経営者が虎の威を借りて好き勝手をやっていたのを放置していたことが「利益誘導」とされたり、彼女にスピーチ原稿を見せて助言をもらっていたことが「機密漏洩」とされていたり、いやはやかの国らしい相変わらずの牽強付会振りだ。

日本人から見たら「どうしてそこまで自らの元首に難癖をつけて貶めるのか」と不思議なのだが、日本に向けていた理不尽な怒り・恨みの矛先がしばし内向きになっている分だけマシなのかも知れない。この隣国民の感情の起伏の激しさとヒステリー振りはいつまで経っても変わらない。

遂にはマスコミや野党は2014年に発生したセウォル号転覆事故直後の朴大統領の行動(空白の7時間)に対し「国民を保護する大統領責務を放棄した」として弾劾を求める根拠に含めるべきだとしている。産経新聞社のソウル支局長が現地のゴシップ記事を引用して疑惑をほのめかしただけで「日本の反韓メディアが大統領を侮辱した」と大騒ぎして逮捕し、裁判沙汰にまでしたのに、今度は自分たちで同じことをしても恥じないらしい。

朴大統領に権力があるときにはその取り巻きをヨイショするため、そして反日世論に迎合するため、産経の支局長を弾劾する論調を好き放題やっておいたことはすっかり忘れ、世論が朴大統領を見放して権力維持ができないと見るや、手のひらを返したように何でもかんでも大統領非難のネタに使おうとしているのだ。

こうした韓国マスコミの一貫性のなさ、倫理性の欠如、報道機関としての矜持の欠如はあきれるばかりである。そしてこうした態度・行動がもたらす韓国民の民度の劣化はいかばかりであろう。

冷静に考えると、本当に朴大統領が自らの利益を図ろうとしたのかはかなり疑問である。単に崔容疑者が大統領の信頼を得ている友人の立場を利用して自己の利益を図ったということに過ぎない可能性は十分ある。そして大統領の側近たちもそうした関係を慮り便宜を図っていたと考えられる(後進国ではよくあることだ)。

本来なら韓国のマスコミはこうした論点をきちんと整理・提示し、誰が何をしたのかを押さえて冷静に犯罪要件を検証すべきだ。そして国益を考えて、必要ならば世論の行き過ぎをたしなめるべきである。しかし実際にはそれどころか、むしろ沸騰する世論をさらにあおる役目を率先して果たしているのである。三流タブロイド紙ならともかく、ほぼ全ての日刊紙とテレビ局が世論に迎合して同じ方向の大統領バッシングに躍起になっている構図は異常だ。

歴代の大統領と同様、こうしてまた朴大統領も任期の終盤を屈辱に紛れて迎え、不幸な形で終わるのだろう。そしてこの国は何一つ学ばないまま、より大衆迎合的な新大統領の下、日本叩きを繰り返すに違いない。日本にできることはただ一つ、できるだけ敬して遠ざかることである。
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